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カカオがとれる村。 2006年6月24日(土) その壱

 今回のマダンツアーでもピジン語を共に習ったタネにお世話になっているのですが、今日はタネの同僚の村でパーティーがあるとのことでした。何のパーティーかはわかりませんでしたが、とにかくムームーが出るとのこと。
 行ってみるとそこはヤシの木に囲まれたこじんまりとした村で、名前はシシヤックと言います。

シシヤック 村に到着。


ムームーの準備をしていた。これはヤムイモ。


村人はこういった家に住んでいます。

 ムームーは手間がかかる料理です。いや手間ではないな、時間がかかります。思いっきり焼いた石と一緒に豚肉、鶏肉、野菜などの食材をバナナの葉っぱに来るんで放置。2時間後ぐらいに勝手に蒸しあがる料理です。できあがるまで村をぶらつくことにしました。
 少し歩くと奇妙な木が生えていることがわかりました。カカオの木でした。この村はカカオを栽培してそれが現金の収入源となっているのです。カカオの実を割って中にある種?をなめてみると、確かにチョコっぽい♪スウィートでビターな味がしました。
 カカオの種を乾かす大掛かりな機械も見つけました。この村は他の村よりも収入源が確立しているように感じましたが、村人は「私達はカカオを栽培しても、チョコレートの作り方は知らない。オーストラリア人が教えてくれないんだ。カカオの実を安く買われて、オーストラリアで加工されたチョコレートが高いお金でPNGに輸入されるんだ。」
 現実は、甘くそして苦いものです。

奇妙な木発見。カカオの木です。


実の部分だけ、こんな色。


実を割って中にある種?を食べてみた。確かにチョコっぽい。


乾かしてこんな風に袋詰めにして売るそうです。


カカオ乾かし機で遊ぶちびっ子たち。
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