マダガスカルより熱視線 2006年6月1日(木) ![]() ![]() ![]() |
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アフリカ大陸の東に位置する島国マダガスカル。この遠く離れたマダガスカルから熱い視線がパプアニューギニアに注がれている。 マダガスカルの貿易産業大臣ロジャー・マリー氏がACP-EU閣僚会議でパプアニューギニアを訪れました。マリー氏は両国にはお互いに似ている部分が多いことを指摘し、さらなる経済的な結びつきを強めていきたいと話しました。似ている部分とは輸出作物。マダガスカルの主要輸出作物は「バニラ」「コーヒー」「カカオ」と、パプアのそれに見事に一致しています。 「まずはバニラやコーヒーのヨーロッパの市場に参入したい。そしてACP加盟国へも市場を広げたいと思っています。しかし特にその中でもPNGとの関係を強固なものとしたいと考えています。」 「近いうちにACP加盟国の多くはACP運営のための資金提供が困難になるでしょう。すると、EU諸国がACP運営資金の50%以上を提供してくれるわけですが、そうすると結果的にヨーロッパ市場への参入が難しくなっていきます。今がマダガスカルとPNGが一致団結して、私達の輸出作物をヨーロッパ市場へ売り込んでいくべき時期だと考えます。こうすることで、ACP加盟国内でも大きな自信となりますし、ACPの他国との間にもより強固な協力関係ができあがっていきます。」 以前マダガスカル周辺をサイクロンが襲った時、バニラの価格が一気に高騰したことがありました。それは結果的にPNGのバニラが世界に輸出され、PNGに大きな利益をもたらす結果となりました。その後、マダガスカルでバニラ栽培が再開され価格は落ち着きを取り戻しました。このように、両国の産業は世界に大きな影響力を与えていたのです。 マリー氏のとろんとした目の奥からは熱い思いが伝わってきます。「今回のACP-EU会議はこのようなことを話し合う絶好の機会だと思っています!」 (了) |
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