ACP-EU閣僚会議    2006年6月1日(木)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
ACP-EU(African Caribean Pacific and European Union)閣僚会議がポートモレスビーで開催されました。ACPはアフリカ諸国、カリブ諸国そして大洋州諸国にある発展途上国が協力し合い、貧困、医療、経済などの問題を解決するために結成されました。EU諸国はこれまでにこれらの国々にあらゆる援助をしてきました。今回は、関係の非常に深いACPとEUが共に集まり、国際平和と援助、開発に関する問題を話し合う会議が開催されることとなりました。


31回目を数えるACP-EU閣僚会議は、ACP総裁Dr.ロハス氏のスピーチで幕を開けました。「苦い過去を体験し、現在も同じような問題を抱えている私達は団結して貧困撲滅や国際平和の実現に向けてチャレンジを続けていくべきであると思います。」


「多くの問題を抱えていますが、各先進国はGNPの0.7%を国際援助のために割り当ててくれました。ヨーロッパはその中でも、最も問題解決のために熱心に取り組んでいる地域であります。そのため私達はこのEU諸国との連携をさらに強固なものとし、あらゆる問題と闘っていくべきだと考えます。」


らにロハス氏は20世紀の有名な精神分析学者シグムンド・フラウド氏の言葉を引用してこう述べました。「"現在とは、過去の凝縮されたものが現れた以外の何物でもない"という言葉がありますが、これの意味するところは"今日とは過去に私達がしたことから産み出された果実である”ということです。私達は私達の歴史の果実なのです。私達が今回このような素晴らしい会議のためPNGにやってきたのも、各国が貧困問題の撲滅、国際平和の実現に向けてお互いの関係を強固にしてきたことから産み出された果実であります。ACPの今までの歴史を誇りに思います。」

ACP-EU閣僚会議は5月28日から6月2日までの5日間、ポートモレスビーで開催されています。

(了)


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スピーチをするDr.ロハス氏


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