部族闘争 和解の儀式    2005年10月6日(木)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
西ハイランド州はタンブル地区。テンデポ族がたくさんの馬や牛を引いています。彼らはヤノ=ヤメヤメ族に会うためにある場所へ向かっているのです。ある場所とはその各部族の中間に位置するエリア。そこで何が行われるのか?部族間闘争の和解のための儀式が行われるのです。


年、この地区で少なくとも18人が亡くなるという悲劇が起きました。テンデポ族の数名が自らの小競り合いに、隣のヤノ族を巻き込んでしまい大きな部族間闘争へと発展してしまったのです。そして、ヤノ族のある若者が、その争いに加わっていた友人を助けようとしたところ、逆に争いに巻き込まれ命を落としてしまいました。


のほか、何百万kinaにもおよぶ、住居、商店、家畜、作物、畑が被害にあいました。コミュニティースクールの教師リッキーさんはこう言います。「今までで見たこともないほど、恐ろしく残酷な闘争でした。多くの拳銃が使われたのです。住民は村から離れることを余儀なくされ、近くの村へ非難していきました。」


の後、お互いの村で数回の話し合いが行われ、ようやく和解へ。和解のために、テンデポ族からヤノ族に31,000kina、142頭、牛5頭、馬2頭、クスクス3匹、カソワリ1匹が送られることとなりました。村人はこの先、ずっと侵されることのない平和を願っています。

(了)


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