口琴マニア。
2006年8月21日(月) その弐 |
6. クラフトマーケット
ゴロカの町の中心には郵便局、警察、ホテルが並んでいます。その前では毎日お土産やが所狭しと並んでいます。クラフトマーケットです。ゴロカ名物ビルムから、カソワリの骨、ゴクラクチョウの剥製まで、パプアの高地民族の魂を感じるものばかり。
みんなで物色していると、アライ先生(♀)が見つめるひとつのみやげ物。それは口琴でした。ピジン語でスサップといいます。竹でできた楽器で、弁を振るわせ口につけ音を出します。その音、まことに滑稽なり。ジョイーン、ジョイーン♪とてもコミカルな音がします。
口琴を見つめるアライ先生(♀)の目が尋常ではなかったため尋ねてみると、彼女はなんと口琴マニアなのでした。すでに世界の数十カ国の口琴を入手済みだそう。口琴マニアは少なくなく、日本では"口琴ジャーナル"なる雑誌まであるとのこと。
どうしても音を出したい先生ですが、意外に音を出すのが難しいパプアの口琴。必死な先生を尻目にお土産やのおじさんが口琴片手に続々と現れ、大盛り上がり!ジョイーン、ジョイーン♪
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アライ先生(♀)が見つめる視線の先には、、スサップ!
熱心に奏で方を聞く先生。
「ほれっーーー!!こう、やるんじゃ!」
「ジョイーン、ジョイーン!」 |
一緒にツアーに同行させていただいて、先生たちには本当にお世話になりました。
アライ先生(♂)には帰国後も、ゴロカ高校での日本文化紹介授業のための写真(いかにも都会の学校という写真)を送ってもらい、ゴロカ大好きヨネヤマ先生とはゴロカ高校とのビデオレター交換計画が進行中で、口琴マニアのアライ先生(♀)からは、口琴への熱い思い、口琴とは何たるかを感じさせてもらいました。
口琴が多く存在するPNGにいるにも関わらず、あまりに口琴に無関心であった自分が恥ずかしくなるとともに、残り少ないパプアでの生活を実り多いものにしたい、、とそんなことを感じた一日でした。 |

皆さんと中華料理屋で。ありがとうございました。 |