スサップ no.3 ![]() ![]() ![]() |
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なんとも表現しがたい、この音色。あえて表現するなら「ジョイ〜ン、ジョイ〜ン」といった音である。マウントハーゲンに行ったときにその音に“ひと聞きぼれ”して買ったこの楽器。その名は「スサップ」という。パプアニューギニアに昔から伝わる、お祭りの時にはかかせない楽器である。 竹を縦に半分に割り、中心に切れ目をいれ、先端にひもをつけるだけ、とつくりはいたって簡単だ。竹の大きさや、竹に描かれた模様、ひもの装飾具合が、売られている場所によってさまざまで、眺めるだけでもおもしろい。 音の出し方はと言えば、スサップの先を指でかる〜く持ち、もう片方の指でひもを弾くように下へ引っ張る。中心の竹が震えてきたら、ひもとは反対側に口をつけてかるく息をふきかける。すると、あの心地よい音色。自己満足の演奏会の始まりだ。 ぜひパプアの広大な草原で、この不思議な音色を奏でてみませんか。心も体も、どっかあっちの方に行ってしまう感覚にひたれますよ。 2005年3月14日 |
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