川、氾濫!ブタ流される。    2006年4月4日(火)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
PNGの高地に位置する都市、メンディとタリ間のハイウェイが豪雨にやられて通行止めとなってしまいました。メンディとタリの間にあるピワ川とテビ川が豪雨のために氾濫したのです。


PNGには四季はなく、雨季と乾季が交互に訪れます。雨季は大体11月下旬から4月中旬まで。雨季の時期は時に激しい雷と雨をともない、そのたびに村人は厳しい被害を被ります。今回の氾濫では川沿いに住む村人たちはすぐに高所へと避難し、幸いなことに死傷者はでませんでした。しかし村人の大事な財産が流されてしまいました。子ブタが流されてしまったのです。


タはPNGではとても貴重な動物。部族闘争の和解の代価として、結婚の際の新婦へのブライドプライスの品としても利用される、いわばユーティリティーアニマルなのです。ブタは高価なもの(普通サイズの成人ブタで500 kina ほど)ですから、これは本当に大変なことなのです。自分の将来の結婚式のため、自分が子供の時から育てていることもあります。彼らにとってはブタは一心同体。流されたとあっては、片腕がもぎとられた気持ちでしょう。


れたブタはどこに行き着いたのか・・・。最近ゴロカでブタを多く見かけるのは、、単なる気のせいではなさそうです。ブヒブヒ!

(了)


StreetBeat

StreetBeat

危険をおかして1台の車が水浸しのハイウェイをひた走る(上写真)。
--後日、車は故障しました。


「パプアンタイパン 〜パプアニューギニア奮闘記〜」 ホームへ


 
 
投稿すると
現金GET♪
新感覚☆投稿型☆
NEWSサイト