Amusiの槍。
2006年11月27日(月) |
パイガタサ村との別れ、そしてトゥンブナとの別れ。これほど温かく迎えられた村は初めてでした。トゥンブナと村人に手を振り、パイガタサを出発しました。
隣の村Amusiに到着。そこでは村人が大勢ボクらを待っていてくれました。
村長が槍を手に近づいてきました。
「この槍を昨晩聞いたお前の友人に渡してやってくれ。この槍は何世代にもわたってこの村に伝えられてきて100年以上も前につくられたものだ。この槍を持つものはストロングペラ・マン(強い男)であることを意味する。」
続いて他のビッグマンもやってきました。
「私からもこの槍をお前の友人に渡してほしい。」
「私からはこのビルムだ。」
手に持ちきれないほどの土産をもらい、Amusiを後にしました。 |
Amusiの村長。
「何代にも伝わる槍だ。」
「お前の友人に渡してくれ。」
Amusiの村 |
滝の水のみ場で休憩し、あとはひたすらKeafuのバス停へ歩きます。パイガタサ滞在中も一度も雨が降らなかったためか、バス停までの道でぬかるんだところはほとんどありませんでした。
日本とパイガタサをつなぐこととなった日本からの文具のプレゼント。パイガタサから日本のみんなへ託されたビルムや槍のプレゼント。それを運び届ける役をいただけたことに喜びを感じます。
そして、過去食人の儀式が行われていた村でそのことについて村人から直接話を聞けたこと、現在のクールー病について知ることができたことなど、この旅で得たものは計り知れません。
パイガタサの村人には本当にお世話になりました。それ以上にこのきっかけを作ってくださったミウラさんご夫妻、学校への寄付を下さった方々、HPを見て感想を下さった方々、みなさんとのつながりがなければここまでできなかったことは明白です。本当に良い体験をさせていただきました。ありがとうございました。
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水を補給する。
パイガタサ村の3人の若者。 |