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交渉って難しい。2005年4月18日(月)

 久しぶりに町の中心にあるクラフトマーケットへ行って見ました。村の人たちの手づくりの民芸品を売っているマーケットです。ビルムを中心に、豚の歯の首飾り、笛や太鼓の楽器類から、ゴクラクチョウの髪飾りやペニスケースまで、さまざまなものが売られていて見ているだけでも結構楽しいです。
 しかし品物に関する質問をしたり、値段の交渉をしたりすると、あっという間に人だかりができて取り囲まれてしまいます。

クラフトマーケット。


すぐに人だかりができます。

 木と竹でできたいい感じの槍を見つけたので、値段交渉をはじめました。相手は、かなり年配のお爺ちゃん。
ボク: 「3本で15kinaなら買うよ。」
爺: 「3本で45kinaじゃ。でも買ってくれたら1本ただであげるぞい。」
ボク: 「4本もいらない。3本で15kinaじゃないなら買わない。」
爺:「・・・・。」
あたりは騒然としてきました。30人以上は集まって来たんじゃないでしょうか。と、同時にまわりから、「爺さん、3本で15kinaだって。」「爺さん理解してないんじゃない?」。その時、お爺ちゃんが「うるさい!お前らはどっか行けっ!」と突然叫びだしました。もう、この場にいない方がいいと思い、そこを離れました。すると、追いかけてきて、「3本で30kinaでどうじゃ!」。ボクが渋っていると、ギャラリーも一緒についてきてしまい、またガヤガヤ言い出しました。お爺ちゃんはそれに耐えかねたのか、地面に座り込んでしまい、泣き出してしまいました。「もう、その槍もってけ!」と言い出す始末。さすがにタダで持っていくのは心苦しいので、結局30kina払って買うことに。。
  あぁ、交渉って難しい。。

長い闘いの末、お爺ちゃんと健闘を讃えあう。
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