モロベの海を守るために    2006年9月17日(日)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
"夕陽は海の中へ沈み、船はマライ島へ向かう。船はサンゴ礁をゆっくりと通り過ぎ、海岸へと近づく。手づくりカヌーに乗った子供たちが大勢近づいてきて、とびきりの笑顔で迎えてくれた。いかりをおろし、小さな船に乗り換え島へと向かった。4ノットの船の16時間にも及ぶ船旅。しかし旅の疲れも島民たちの歓迎パーティーですぐに和らいだ。"


ロベ州の海洋資源を守るためにCommunity Based Management Plan(CBM Plan)が計画されました。プロジェクトメンバーは地域住民に海洋資源を守ることの大切さを伝えるためにここマライ島へやってきたのでした。


アシ諸島の中のマライ島の人口はたったの678人。男性が378人、女性が300人のとても小さな島です。
島は約3000メートルの白砂の海岸で囲まれており、一部には浅瀬のサンゴ群が見えます。
少し沖に出ると他の小さな島のまわりにいくつものサンゴ礁や岩礁が点在し、マライ島のバリアリーフとなっています。岩礁エリアの広さは約100,000平方メートル。


の海岸にはマングローブが生えているエリアがありその広さは約1,500平方メートル。
しかし、このマングローブのエリアが最近小さくなってきています。建築材やヤムイモ畑に必要な棒の材料として利用するためにマングローブが伐られてしまうためです。


民たちは大型の漁船やチェーンソーを使って自然を破壊しているわけではありませんが、マングローブを何も知らずに伐ってしまうのは海洋資源を守ることの大切さがわからないためです。


ロジェクトメンバーははじめにモデル島としてこのマライ島で活動を実施し、今後は近くの島々へ向かいます。4ノットの船でどれだけ時間がかかるかわかりませんが、ゆっくりとじっくりと大切さを伝えていきます。

(了)
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