沼地の亡霊    2006年5月23日(火)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
二次世界大戦、日本軍によって撃ち落されたアメリカの空飛ぶ要塞「ボーイング17」がレイの港に引き揚げられました。


"Swamp Ghost(沼地の亡霊)" そう名づけられたアメリカの戦闘機は1942年より実に64年もの間、レイ近くのアイギアンボ湖で眠っていたのです。


き揚げにかかったコストは110万kina。レイに移されてから、両翼、エンジン、プロペラ、機関銃がそれぞれ外されました。


のボーイング17戦闘機、両翼幅は105フィート(約32メートル)、1,200馬力のエンジンを4つ搭載し、海抜35,000フィート(10,668メートル)の高さまでの飛行が可能。さらに65,00ポンド(約29,483kg)までの爆弾や燃料を積載可能で時速1,400マイル(約時速2,253キロ)のスピードで飛ぶことができたと言います。


き揚げプロジェクトのスーパーバイザーでエンジニアのクレズミンスキー氏によると、1942年、ラバウルで日本軍の襲撃に成功したボーイング17戦闘機は基地のあるオーストラリアのタウンズビルに向かっており、その途中、日本軍の襲撃により撃ち落されたということです。乗組員9名は全てなんとか脱出に成功し、救助を求めてココダトレイルを通りポートモレスビーへと向かいました。


64年の長い眠りから覚めたSwamp Ghost、次はカリフォルニアのロングビーチ博物館で再び長い眠りにつく予定です。

(了)


StreetBeat

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プロペラ部分

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機関銃


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