カルト集団320名逮捕    2005年11月3日(木)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
ロベ州の州都レイから100km近く離れたナワエブ地域のワイン-エラップ地区。そこにあるカルト集団"カシン"と"サダウ"から320名が逮捕されました。彼らは黒魔術の儀式を行い、その際3名の命を奪ったというのです。
写真右中央:頭蓋骨を持つリーダーとその仲間たち
写真右下:黒魔術の儀式で使われた"特別"なしょうが



"カシン"は2名の女性リーダーのもと儀式を行っていました。女性の月経時に流れる血を"聖なる水"と称し、その"聖なる水"で見えないものが見えるようになると説いていたのです。彼女たちは次のように述べています。「私達はレビ記(旧約聖書の一書)の中に女性とその月の周期に関する記述でおかしな点を見つけたのです。」


"サダウ"は2名の男性リーダー。彼らは先祖の墓から掘り出した頭蓋骨を用い未来を予言していました。頭蓋骨から"超自然パワー"を呼び出す儀式を行っていたのです。信者は予言を聞くためにいくらかのお金を払わなければなりませんでした。そこで集まったお金は村の信者の施設建設のために使われる予定でした。


"カシン"と"サダウ"はともに村の名前。ナワエブ地域の自治体開発局のリビングストーン氏は以下のように述べています。「カシンとサダウの黒魔術の儀式は、昔から伝えられ今のような形に発展してきたようだ。都市から隔離されていた彼らの生活はとても厳しく、儀式に頼ることで生活を楽にしようと思っていたようだ。」レイから90kmはなれたボアナステーション、さらにそこから徒歩で8時間も行った山奥に、両村はあります。

(了)


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