新ブーゲンビル!    2005年6月6日(月)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
PNGの歴史的選挙、ブーゲンビル自治州の大統領選出選挙が終了しました。初代大統領となったのはジョセフ・カブイ氏。人民議会党(Peple's Congress Party)のリーダー。他の議席には女性ラジオアナウンサーのフランシス・ソモソ氏などが選ばれました。


ブイ氏は、1975年にブーゲンビルが州政府としてスタートした時の州知事でした。


ブイ氏は住民にこう呼びかけています。「今日がブーゲンビルにとって旅の始まりだ。もはやブーゲンビルはPNGの州ではないからだ。」


「私たちブーゲンビルの住民はまだカーゴカルトに頼っている。政府というものに対しても同様だ。カーゴカルトのような考えで、政府から全てが与えられるものだと考えている。しかし、PNG政府のように外国から押し付けられたものをそのまま取り入れているのは、まるで他人のシャツを着ているようなものじゃないか。そんなものを私たちが求めているはずがない。今日はブーゲンビルの夜明けだ。苦しかった危機を乗り越えて、我々は自らの力で他に頼らずに進んでいく自信がついたではないか。」

(了)



※自治州のトップのことを日本語で何というのかわからないので、presidentをそのまま訳し「大統領」としました。カブイ氏の属している政党 People's Cogress Party も「人民議会党」と訳しました。共に正確な日本語訳はわかりません。
StreetBeat


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