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村人のお宅訪問。 2006年8月15日(火) その弐

 周りを見渡すと立ち並ぶ、パプアの典型的なわらぶき屋根。全てが自然からつくられたその住居はパプアの匂いで一杯です。
 

8月15日(火) 〜続き〜 

我々のホストファミリー、Igabi 家の住居は伝統的なラウンドハウス(円形家屋)。
緩い傾斜を残して平地を開き、柱を円形に立て、パンダナスや竹、サゴ等で編んだメッシュで囲んで壁としている。

壁の下の部分には土を盛って固定。壁が有るし、内部の土間と外との高低差が無いので、竪穴式とは異なる。土間の中央の囲炉裏を囲んでコの字型に座敷がある。座敷も樹皮メッシュのマットになっており快適。

囲炉裏はいい。座敷に車座に腰掛けて話ができる。ゴロンとそのまま寝転んでもしまえる。
屋根はクナイ草かサゴの葉等で葺いていて中央で絞られる。
雨や光は入ってこないが煙は抜けていく。
大黒柱が無いため、放射状と環状に組まれた竹が屋根を支えており見事だ。

「パイガタサ村〜幻の昆虫を求めて〜」
- ミウラ夫妻

 ※以下写真はすべてミウラさん提供

Igabi家。


igabi家の中。


見事に放射状に組まれている。


ブッシュナイフもかけられていた。


壁部分。


煙が屋根から抜けていく。

 
8月15日(火) 〜続き〜
 
家のタイプは好みとか力に応じてということもあるようだ。小さな円形家屋は核家族用。
高床式住居を建てる理由は防湿など色々言われている。

村では斜面に建てた高床式が多かった。高床式は切妻造りで窓も有る。
平地に建てた大きな高床式は部屋も仕切れるし(増築可?)大家族か力のある家なの
だろう。

ジェリー(チーフの息子?)の自慢の2階建て住居もその一つだ。

「パイガタサ村〜幻の昆虫を求めて〜」
- ミウラ夫妻

典型的なラウンドハウス。


電気はないが外から明かりが差し込む。


路地で遊ぶ子供たち。


ジェリーの自慢の二階建て。


屋根の上に見えるは、ランの一種ではなかろうか。
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