今日は帰るとしよう。
2006年6月20日(火) その参 |
その後・・・。竿の先端を注視するものの、我らの胸を躍らせる出来事は起こらず、しわくちゃおじさんシェフの口は前よりも一文字となり、だんだんと日が暮れていきました。
マダンの海は夕陽に照らされ橙色に染まっていきました。 |
シェフのせがれもそろそろ飽きてきた。
快音聞こえず。
もう釣れないのか。 |
「今日は帰るとしよう。魚は海からは逃げられないもんさ。」
しわくちゃおじさんシェフとその一行は、涼しい風を浴びながら橙色に染まった海を波止場に戻りました。 |

涼しい風が頬にあたる。
また来ればいいさ 。 |