並々ならぬ歓迎。
2006年5月12日(金) その弐 |
2時間30分経過・・・。依然として村に到着する気配なし。
周りの草原や山はきれいなのに、心にそれを感じる余裕がなくなってきた。。
3時間経過・・・。もう日は完全に暮れました。でも月がボクらの行く先を照らしてくれる。月というものはなんとこんなにも明るいものなのか。ゆっくりと丘をあがり、周りを見渡すと大草原でした。空を見ると、星が近い!無数の星がまるで目の前に!
3時間30分経過・・・。前方に点々と見え出した灯の群。ようやく見えてきた、あれが終着点だ・・・。
4時間経過!遂に到着!ウンガイ地区の村ニギへ到着! |
メーメーだ!(ピジン語でヤギのことをメーメーと言います。)
日が傾きかけてきた。
月も見えてきた。
川を渡ってまだまだ歩く。 |
やった〜!ついた〜!4時間か。こんなにも歩くことになるとは意外だったけど。
さて、家に荷物を置いて、と。ゆっくりしようと思っていたら「ミスター、ちょっとこっちに来て。」
村の広場にひとつぽつねんと置かれた椅子。そこに座ってくれとのことだった。
周りでは村人の目が光っているし、明らかに不自然に配置されたその椅子。椅子の手前に落とし穴があったりしないよなぁ。恐る恐る椅子に座ると、出てくるわ出てくるわ村人達が!その数約70名!一瞬にして取り囲まれてしまった!
みんなにとっての初めての日本人だったようです。というよりも彼らの多くは外国人を見たことがなかったのです。体のあちこちを触られました。動けばどよめき、話せば笑いにつつまれて、異様な雰囲気でした。
ほどなくふたりのお母さんがやってきて抱きついてきました。そして号泣しだしたのです。「こんな遠くまでよくまあ来てくだすったねぇ。。。あたしはねぇ、、ほんとうに、、、うれしいよ。。」 |
一瞬にして囲まれた。
号泣するふたりのお母さん。
食事の時間。
煮バナナと鶏肉と地の野菜の蒸し物。 |