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セーブザチルドレン。2005年2月22日(火)

 セーブ・ザ・チルドレンというNGO団体があります。ゲストハウスにそこで働くルビーという女性がやってきました。彼女は主にHIV問題のための活動を行っています。PNGには約5万人のHIV感染者がおりその60%がPOMに集中しています。経済的な問題や宗教的な問題からHIV感染者が急激に増加しており、PNGにはこのような団体が他にもたくさん存在し、精力的な活動を行っているのです。

ルビー。

 宗教的な問題としてはカソリック。彼らにはたくさん子供を生んで豊かになろうという教えがあります。コンドームをつけることはその教えに反するため、つけないことを奨励しているのです。ただ最近では、カソリックの人でもそこまで神経質になる人は少ないとか。
 経済的な問題がやはりやっかい。POMのナイトクラブで働く女性がいろんな男性とセックスをするので、感染が拡大すると言われています。ルビーがその娘たちと話すと「言いたいことはわかるけど、仕事がないしお金もない。」と言われるらしい。PNGは食料がなくて飢えたこともない、そういう意味では決して貧しい国ではないのに、一部ではまた違うその"貧しさ"で苦しんでいる。パプアの悲しい現実を見ました。

ゲストハウス前に咲く花。(本文と写真は関係ありません。)
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