はじまりの場所へ -後編-     2006年7月28日(金)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
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回の滞在の目的は2つ。1つはエアエア族の子供たちが通うノアウ小学校への新しい図書館の設立。もう1つはAirmen's Memorial Foundation の運営を現地人のガルア・ペニさんに託すことだった。


らの愛の形であるAirmen's Memorial Foundationを託し、その愛のはじまりとなった地で自分の飛行機を確認したフレッドさん。全てを終えたフレッドさんが再びこの地へやってくることはあるのだろうか。


「はは。それは、私の体次第だよ。それより大事なことは、Airmen's Memorial Foundationがこれからもずっと村人達のために貢献していってくれること。」
「 でもそれは心配ない。ガルアに全てを託したから。私は安心して休むことができるよ。」


の時ひとりの老人がやってきた。それは驚きの再会だった。マシュー・マレさん。1943年、ジャングルでさまよっていたフレッドさんを助けた村人の最後の生き残りだ。


の恩人との再会。彼らはただ抱き合い、喜びの涙を流した。そこにはいかなる言葉も必要なかった。


レッドさんの人生はこの地ではじまった。 この地ではじまった人生はまたこの地につながった。


「そこに大気を一杯にするほどの愛を感じたよ。」
このはじまりの場所で、1943年と変わらない愛がそこには満ちていたのだった。

(了)
StreetBeat

StreetBeat
63年前、ジャングルをさまよう瀕死のフレッドさんを助けた村人のただ一人の生き残り。


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