ランがパプアを救う?    2005年6月6日(月)     記事一覧へ    前の記事へ    次の記事へ
際ラン博覧会が国会議事堂で開かれました。そこで、外務大臣のラビー・ナマリウ氏はこう発言。「PNGでしか見られないユニークなランは重要な輸出品目になる可能性を秘めている。ラン産業は将来的に経済の成長、雇用の拡大を担うことになるだろう。」


PNGではハイランド地方を中心に、ここでしか見ることのできないランの花が数多く生息しています。日本からも、世界にひとつしかないランをひと目見ようと、ラン愛好家が数多くやってきます。


際ラン博覧会には、各国から偉い人たちがたくさん訪れました。シンガポールより、東南アジアラン協会会長のジョンエリオット博士。台湾、マレーシアからは国のラン産業の代表者。自国PNGからはマイケル・ソマレ首相も。ちなみに彼はその博覧会で最優秀賞をとったランに、妻の名にちなんで「レディー・ベロニカ」と名づけました。


ンの花言葉は「美女」だそうです。PNGはまた、ただお金のためにランを売ってしまうのでしょうか。何の迷いもなしにお金になればいいというだけで売ってしまうのでしょうか。PNGにしかないその「美女」を売り飛ばしてしまうのは、ほんとに良いことなのか、考える必要があるのではないかと思います。

(了)
StreetBeat


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